漢方の先生が教えてくれた冷え性を改善する3つのこと

 ここ数年、手足の冷えがひどいです。冷えるだけでなく、しびれた感じがしたり、しもやけになることまであります。
 ちょっとスポーツ的な事情で寒い野外に長時間いることが多いせいもあるのですが、体幹は暖かくても末端がやたら冷えるのです。
 身体は相当動かしている方なので、運動不足ということはないと思うのですが、たまたま漢方の先生に個人的に質問する機会があり、アドバイスを頂きました。正式に相談したのではなく、趣味の集まりでご一緒させて頂いている先生です。
 この漢方の先生が冷え対策としておっしゃったのは、

①食餌療法
②指圧
③漢方薬

 でした。

①食餌療法

 まず、食べ物です。
 よく言われる「体を冷やす食べ物・温める食べ物」「陽性・陰性」というヤツです。大雑把に言えば、夏の野菜は身体を冷やすものが多く、根菜や冬の野菜は身体を温めるものが多いです。ネギ・ショウガ・ニンニクなどは特に温める作用が強いようです。
 これくらいは知っていたのですが、漢方の先生が強調されたのは、「生野菜を避ける」と「リンゴ以外の果物はダメ」でした。
 果物は元々そんなに食べていなかったのですが、生野菜は沢山食べていたので、これは改めることにしました。
 それから、この先生に言われたことではないのですが、自分の食生活を振り返って「問題かも」と感じたのは、豆乳の飲み過ぎです。
 わたしはコーンフレークが好きでよく食べるのですが、コーンフレークそのものはもちろん、豆乳も摂り過ぎると良くないのでは、と思ったのです。
 調べてみると、大豆は基本的に陽性でも陰性でもないニュートラルな食品のようで、豆腐や納豆など加工した大豆製品は問題ないようですが、豆乳など熟成されていない、元の大豆に近いものは陰性の働きをするようです。大豆アレルギーなどでも、豆腐は大丈夫なのに豆乳はダメ、というケースが結構あるそうです。
 まぁ、普通に摂取している分には問題ないと思いますが、ちょっとわたしは豆乳フリークすぎたので、これも控えめにすることにしました。
 コーンフレークをやめて、代わりの炭水化物源として、最近は焼き芋が気に入っています。白いご飯やパンよりはGI値も低く、食物繊維やビタミンCも含まれているので、代替としては割と良いのではないかと思っています。
(関連:電子レンジで焼き芋 方法と芋が炭になった失敗例

②指圧

 これはちょっと難しいのですが、脛の前の骨の内側のラインに添って、下から上に「ゆっくりと」指圧していきます。本当に「じわー」と押して、少し上がって、また押して、を繰り返していきます。
 膝まで来たら、膝のお皿の内側縁あたりを通って上がり、さらにその延長の内腿のラインを子宮に向かって上っていく、と言われました。
 脛については骨の内側に沿うので分かりやすいのですが、そこから先は結構微妙で難しいです。慣れてくると「これから」と何となく分かる感じもするのですが。
 お風呂に入っている時にこのラインに沿ってゆっくり押していくと、何箇所かすごく痛い場所がありました。
 軽く調べてみると「太陰脾経」という経絡っぽいのですが、この先生からそう言われたわけではないので、間違っていたらすいません。また、子宮ということを仰っていたので、女性にしか関係ないのかもしれません。

③漢方薬

 先生が薦められたのは、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)という、物凄い長い名前の漢方薬です。
 ただ、これはかなり値段がします。一日200円以上かかります。
 薬はちょっと大層かな、と思ったのもあり、薬局に行って相談し、似たような感じの市販薬を買ってきました(笑)。わたしが買ったのはツムラのラムールというものです。

ツムラ ラムール

 これも当帰が含まれていますし、冷えの漢方薬ということです。
 ただこれ、「更年期障害」って書いてあるんですよねぇ。まだちょっと早いだろう、という・・・。凹みますね・・・。

 以上、食餌療法、指圧、漢方薬の三つの方法を、多少いい加減ながら一応やってみたところ、多少症状が改善してきました。冷え自体はあるのですが、しもやけになるとか、しびれるとかいったことはなくなってきました。
 個人的には、食べ物の改善が一番効いている気がするのですが、体感なのでよく分かりません。あまりに酷い時は、ちゃんとお医者さんに相談した方が良いと思います。

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ツムラ 2007-03-12