電子レンジで焼き芋 方法と芋が炭になった失敗例

 最近、電子レンジで焼き芋を作っています。
 いきなり電子レンジと関係ないですが、さつまいもはダイエット食として結構優秀です。いや、食べないようにするなら、なんであれ食べない方が良いのですが(笑)、ご飯やパンなどをさつまいもに代替すると、同じ炭水化物源でありながら、ビタミンCやカルシウムを多く摂取できます。食物繊維も豊富で、何よりGI値が低い。GI値というのは、血糖値の上がりやすさを示すものですが、血糖値が上がりにくいと、体に脂肪としてつきにくいようです。
 ただこれはあくまでさつまいも単体の場合。調理の仕方によっては高カロリーにもなります。
 そういう意味では、焼き芋は優秀です。バターなどを付けてしまうと元も子もありませんが、焼き芋自体は炭水化物源としては「野菜と穀類の性質を併せ持った」優秀な食べ物です。

 さて、肝心の電子レンジですが、検索すると「強で1分半、解凍で10分」といったものが出てきます。
 大体こんな感じなのですが、わたしが試したところでは「850Wで1-2分、200Wで12-3分」くらいが良いように思います。最初の「強」のところは850Wでなくて600WでもOKです。200Wは10分だとちょっと短く、やはり12-3分は要ると思います。
 注意したいのは、細いさつまいもの場合、200Wを長くやりすぎると固くなってしまうことがあることです。細いさつまいもの場合、時間を短めにして、加熱が足りないようなら続けて200W調理を続けると良いでしょう。
 一回固くなると、ものすごい固さで、ちょっと食べられないレベルになってしまいます。水分が飛びきってしまう、ということなのでしょうか。
 電子レンジは時々よく分からない結果になるので、注意して下さい。

 この電子レンジでの焼き芋、一回ものすごい失敗をしました。
 上のレシピをなぜか前後逆にしてしまい、600Wで10分以上加熱。ただ、この時点ではそれほどおかしなことにはなりませんでした。少し加熱が足りないようだったので、600Wでさらに2分くらい加熱したところで、恐ろしいことが起きました。
 電子レンジからモクモクと煙があがってきたのです。
 最初は水蒸気かと思ったのですが(普通に焼き芋を電子レンジで作っても結構水蒸気が出て、これは正常)、違います。煙です。
 開けてみると、さつまいもが完全に炭になって、蒸し焼きのように煙を出していました。
 ちょっと焦げたとかそういうのではなく、もうまるっきり真っ黒な炭です。バーベキューが出来そうな勢いで炭です。
 これがどういう原理なのか分かりませんが、経験的に感じるところでは、電子レンジというのは食品中の水分子を振動させて加熱するもので、その水分量が一定より少なくなった時、変な動作をするようです。
 と思って検索してみたところ、こんなページがありました。

神戸市:電子レンジからの火災に注意してください

 「電子レンジでサツマイモを長時間加熱していたところ、サツマイモから出火」と、そのものずばり、さつまいものことが書いてあります。
 「電子レンジで食品等を長時間加熱すると、食品等の炭化が進み、食品等が電気を通す状態となります。この状態は電子レンジに金属を入れることと同じであるため、電気火花が発生して食品から出火します」とあります。なる程・・・。
 電子レンジで焼き芋はお手軽で便利ですが、皆さんも出力の設定と加熱時間には注意して下さい。変だと思ったらすぐに止めて確かめてくださいね。

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