HP ENVY 700-260jp/CTを買って、ひと通りのソフトを入れていく中で、FTPクライアントでちょっと迷いました。
FTPクライアントは、以前はFFFTPを使っていて、その後WinSCPに乗り換えています。その当時の記事がこちら。
FFFTPに代わるFTPクライアントはどれが良いのか ALFTPとWinSCP
FTPクライアントの危険性が指摘されて、SFTPの使えるクライアントに乗り換えた時です。この時はALFTPとWinSCPを比較して、インターフェイスの感じがFFFTPに似ていて馴染みやすいWinSCPにしました。
その後ずっとWinSCPを使っていて、特に不満もなかったのですが、新たにインストールするにあたって今一度調べてみると、FFFTPが有志によって開発継続され、FTPS接続に対応していることを知りました。
そこで古く馴染みのあるFFFTPをもう一度使ってみたのですが、動作が遅い!
アップロード、ファイル一覧の取得にやたら時間がかかります。
「MFMTコマンドを実行しない」「MLSDコマンドをLISTコマンドに変更」と対策を打ってみましたが、それでも遅いです。
ちなみに「MFMTコマンドを実行しない」には「オプション>環境設定>転送1」で「アップロード/ダウンロードするファイルのタイムスタンプを維持」のチェックを外します。
「MLSDコマンドをLISTコマンドに変更」には「接続>ホストの設定>設定変更>高度」で「LISTコマンドでファイル一覧を取得」をチェックし、「可能であればMLSDコマンドで一覧を取得」のチェックを外します。
この他、PASVモードを外す、という対策もしてみましたが、ファイル一覧が取得できなくなりました。
あまりに遅いので、これを機に別のFTPクライアントを探してみたところ、FileZillaが非常に良かったです。
転送も非常に早く、タブに対応していて、とても使いやすいです。
ただしこのFileZilla、一つ重大な問題があります。パスワードを平文で保存しているのです。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\FileZilla\sitemanager.xml
を見てみると、そのまんま平文で書かれています。
ですから、「ログオンの種類」は「通常」ではなく、必ず「パスワードを尋ねる」を選択すべきです。
パスワードを入力するのが面倒くさい、という方は、マスターパスワード機能をサポートしているFTPクライアントの方が良いでしょう。
「ログオンの種類」は、「ファイル>サイトマネージャ」の「一般」タブで設定できます。
またここで「プロトコル」を必ず「SFTP」にしておきましょう。