『進撃の巨人』アホ考察:夜に布を被せる作戦

 また恥ずかしい『進撃の巨人』ネタです。
 『進撃の巨人』については、調査兵団が無謀すぎるとか、落とし穴掘ったらいいんじゃね?的なネタは山ほどあるでしょう。まぁ無粋なツッコミというものです。
 でもまぁ、頭の悪い末端一読者として、そういうしょうもないことに無駄に頭を使ってしまうのも楽しみ方の一つ、という意味で、ふと思いついた対巨人戦方法を書いてみます。

 巨人は夜になれば活動しなくなる、日光を遮断すると数時間後に活動停止、または鈍る、ということが分かっているわけですから、

①壁際の安全な場所(いつでも立体機動等で上に逃げられる)で、人間を囮に巨人を集めておく
②夜になって巨人の動きが鈍ったら、上からバサッと遮光性の布をかぶせてしまう

 だけで巨人を無力化できるのでは?と思いました。
 いかに寝ている?状態とはいえ、近づいて一体ずつ布でくるむのはイヤなので、上から投網状にかぶせる工夫をすれば良いと思います。
 その状態で、立体機動でいつでも逃げられる状態をキープしつつ、布を地面に固定するなりすれば、それだけで無力化できる筈です。
 そのまま放置でも良いのですが、壁際の立体機動が使いやすい場所でもありますし、動かない状態にして上からパッとうなじを切るとか、超至近距離から大砲で打つとかして、一体ずつしとめていくことが出来るはずです。
 いかに大砲の精度が悪いとはいえ、動かないものを超至近距離から打てば仕留められるでしょう。馬を降ろせるリフトはあるようなので、夜のうちにゆっくり地面におろしておくなり出来るはずです。そーっと近づいてズドン、を繰り返しても良いのではないでしょうか。もし動き出したら速攻逃げるやり方で。

 落とし穴は「どうにも掘れない」らしいですが、夜間なら正直掘れるように思えてなりません。壁教が文句言うのでしょうか。壁じゃなくて、壁の脇なんだからちょっとくらい掘ってもよいかと思うのですが。
 落とし穴がダメでも、布をかぶせて動かなくなった巨人をまるごとセメントで固めてしまう、という手もあります。
 セメントは古代からあった技術ですので、この世界にもないとは思えません。壁の向こうに資材を運ぶのは大変ですが、時間がかかってもいいのですから、ちょっとずつやれば何なりとできるでしょう。

 しばらくこれを繰り返して、もうあまり巨人が寄ってこなくなったら、調査兵団がひとっ走り馬で駆けまわってまた壁際の罠まで連れてきて、夜まで待ってバサッを繰り返します。
 そうやってあらかた周囲の巨人を捕まえたら、もう大分周辺は安全になっている筈ですので、資材を運んで、巨大樹の森とか地形的に使えそうな場所に新たな罠を作ります。運搬中に万が一巨人に見つかっても、資材をほっぽり出して速攻馬で逃げて、また壁際の罠のところまで連れてくれば良いだけです。壁までくればあとは立体機動で登って上から見ていれば良いのです。
 こんな調子で徐々に前線基地(罠)を拡大していけば、かなり安全に居住圏を広げていくことができるように思います。

 繰り返しますが、こんなのはしょうもない、身も蓋もないツッコミであって、もしかすると設定を精査するだけでアラがあるかもしれませんし、なかったとしても、こんな地味なマンガは読みたくありません。
 でも、もし自分が『進撃の巨人』の世界にいたら、なんとしても罠で地道につかまえていく方法をとりたいですね。馬で走って特攻かけるみたいのは極力避けたいです。調査兵団の人たちは命知らずすぎます。まぁ、口減らしで煽られているだけなのかもしれませんが。
 他にも、アルミンがトロスト区防衛戦で考えたように、人を囮にする方法は非常に有効だと思います。
 あれが使えるなら、巨人が壊せないような頑丈な檻を作って人間を入れ、都合の良い場所におびき寄せたところを大砲で集中放火とか、立体機動で地道に倒していくとか、いくらでもできるように思います。
 囮役が結構キツイですが、馬で特攻よりはマシでしょう。
 個人的には、やっぱり布でバサッが一番楽で良いと思います。

4063950441進撃の巨人(13) (講談社コミックス)
諫山 創
講談社 2014-04-09