一年弱前にも「パソコンの電源が入らない、モニタに何も表示されない」症状とその解決法について書いたのですが、同じ状態になりました。HP Pavilion v7780jpという同じマシンです。
前回は引っ越し後だったのですが、今回は通常使用中にフリーズし、Ctrl + Alt + Deleteも効かず、再起動しても黒い画面のままで動かない、という状態に陥りました。
ポイントは、正確には電源そのものは入っていて、PC本体は動作している気配があるのですが、画面は真っ黒なままで何も表示されない、ということです。HPのマシンなら、通常起動すると最初に青いHPのロゴ画面が表示され、それから黒くなり、しばらく経ってWindowsの起動場面が表示されるはずですが、このロゴ画面にも辿りつかない、というのは、Windows以前の問題、ということです。
前回と今回で共通していた予兆としては、
①しばらく使用しない期間が少し前にあった
②画面のチラつき
③フリーズ
という症状です。
①は一ヶ月以上使用しない、ということですが、久しぶりに電源を入れると動かない、というのではなく、直後は動いています。それからしばらく経って動かなくなる、ということなので、一見すると直接因果関係はなさそうですが、解決法の性質からして、つながりがあるのではないかと思います。一般に、パソコンを長期間使用しない場合、月に一度でも電源を入れた方が良い、と言われています。前回は半年、今回は三ヶ月、当該マシンの電源を入れない期間がありました。
②のチラつきは、このマシンの購入当初からあったため、マシンの初期不良の可能性もあります。まるでダメ、というのではなく、持病が抱えている、くらいの程度です。
画面のチラつきというのは、画面に何かが一瞬だけ表示されたように見える、一瞬ドット抜けのようになる、というか、DVテープを早送りした時のブロックノイズみたいなものが、ピカッと映る、という症状です。常にこのチラつきがあるわけではなく、時々酷くなり、発作の前兆のように見えます。
③のフリーズは、一般的に言っても問題ですが、大抵は再起動すれば問題なく動作します。それで安心していると、何回目かの時にこの状態に陥る、というわけです。
当然ですが、どの症状についても、他の原因から起こる可能性はありますし、以下の解決法で解消しない場合もあるでしょう。もしかすると、ただのわたしの思いこみで、直接の因果関係はないのかもしれません。
とりあえず、解決法としては、
①すべての接続を外し、電源ボタンを三十秒から二分間押しっぱなしにする
②すべての接続を外し、内部のボタン電池を外す。その後電源ケーブルだけ接続し起動。強制終了し、他の接続を戻して再起動
です。
少し手間がかかりますが、前回同様これで復活してくれました。
前回、今回と続いて、やはり長期間使用しない際の対応が予防策になる気がします。
パソコンで困ったときに開く本2011 (アサヒオリジナル Paso) 朝日新聞出版 2010-10-22 |