『進撃の巨人』66話。いや、素晴らしい。久々に血沸き肉踊る展開でしたね。
クーデター編に入ってから地味な話が続き、必要な展開と理解しながらもややじれったい感じがしていたのですが、今回は実にスカッとしました。有り難うございます!
なによりヒストリアの吹っ切れ方が善いです。今まで自分が定まらず、周囲に認めてもらえるよう、「良い子」、それが転じて「王家を継ぐもの」を演じてきたヒストリア(クリスタ)ですが、今回でとうとう、自分の言葉で自分自身を認めるに至りました。それもユミルの言葉を思い出したからでしょう。ユミル好きのわたしとしては、大変うれしいです。ユミルは進撃一の「オトコマエ」だと勝手に信じています。
ちょっと気になるのが、「鎧の巨人になれる薬」みたいのを都合よくエレンが発見してしまう下り。流石にちょっとご都合主義ではないでしょうか。エレンもやけに回復早いですし。また、ロッドがやけにあっさり自分に注射してしまっているのも気になります。まぁ、全体として勢いがあるのでOKとしましょう。
基本的には、ボロボロに自己否定してしまったエレンを、周囲が力を合わせて盛り上げる、元気玉的展開なのでしょうね。
鎧薬をゲットしたエレン、次回は硬化能力を持つエレンゲリオン2になって超大型を越えるバカでかい巨人になったロッドと戦うのでしょう。
超大型でも機動性には難があったので、それより大きかったところで戦闘能力がいかほどなのかは疑問ですが、エレンゲリオン2はどう戦うのでしょうか。
おそらく、巨人能力だけでは「戦闘に適した」というロッド巨人を倒すことは難しいでしょう。
そこで生きてくるのが、「訓練の日々」で培われた格闘能力と、仲間たちのサポート。一度は自暴自棄になったエレンを、仲間たちが助けてロッドに辛勝、という流れが少年マンガ的に熱いかと思います。
ロッドがそのまま死んでしまうと情報が今ひとつ分からないので、瀕死の状態で人間に戻って、いくらか白状した上で成仏という流れを予想しています。
それにしても、ケニーはどうなるのでしょうね。なんだか途中からちょっとイイ奴になっていましたが、あっさりリヴァイと和解するとも思えませんし・・。