デストロイアンドレボリューション 1 (ヤングジャンプコミックス) 森 恒二 集英社 2011-04-28
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おすすめ度:☆☆☆
え~超能力ですか~というのが最初の印象だけれど、まだまだ話は始まったばかりなので、これから化けるかもしれない。
ただ、森恒二さんは、ネタというかテーマとしては、結構中二臭くてベタなのよね。『ホーリーランド』は、そこが格闘のギミックとか、キャラの魅力で隠されていて、総合的に非常に成功した作品になったのだと思う。
その点、ディテールやキャラが今ひとつ立っていない『自殺島』や『デストロイアンドレボリューション』は、そこまで引きこむ力がない。しかも今回はサイコキネシスでしょ。何ですかこれは。
いや、別に超能力でもいいんですよ。作品としてそこにリアリティができれば、ネタなんか何でもいい。
でも、正直生きた感じがしない。超能力だから、という訳ではなく、キャラや世界に血が通っているように見えない。
森恒二さんにはまた格闘漫画をやって欲しいなぁ。『ホーリーランド』は本当に面白かったなぁ。