『喧嘩稼業』40話あらすじ感想

 『喧嘩稼業』40話は、工藤が「燃えるぜ」発動、梶原さんが「まず左目、次に右目、左右の腕、そして首を折る」というウソ予告、目つきと見せかけて肘打ちがヒット、そしてまた卜辻に行ったところをついに工藤が梶原の右腕を掴む、という流れでした。
 今回から工藤のターンかと思っていたら、まだ一話梶原のターンが続きましたね。
 それにしても、このお話は作画が乱れていませんか。絵など全く描けないわたしにはプロのマンガ家さんの絵を下手などとは言えませんが、なんか人体の構造的に変というか、デッサンが崩れている、遠近感がおかしい、などが少し気になりました。まぁ、話が進んでくれればその辺は目をつぶりますが。
 わたしは梶原修人が工藤優作に勝つと予想(妄想)しているので、今までの梶原さんの活躍は期待どおりで満足していたのですが、どうも梶原の攻撃があまりにも漫画的というか(マンガなんだから当たり前ですが)、ちょっと無理がある感があります。変なマウントの取り方にしても、失敗したら即パイルドライバーみたいだし、ウソ予告にしても「稚拙な忍術」にしか見えません。
 ただ、ついに工藤に掴まれてしまったこと、そしてこれを予想していたことから、いよいよ梶原さんの本当の仕掛けが炸裂するのかもしれません。あっと驚くような掴みの外し方、あるいは逆転の仕方を見せてくれるのでは、と期待しています。
 梶原が最終的に勝つにしても、このまま一方的に勝利できるとも思えないので、どこかで工藤側の視点がもう少し語られると思うのですが。もし梶原が勝つとしたら、工藤は多分この試合で死亡、少なくとも物語から退場する形となる筈なので、これだけの重要キャラがこの程度の内面描写だけで終わるとも思えませんし。
 この後一度工藤のターン、それから梶原の仕掛けが炸裂して勝利、という流れかと予想(妄想)しています。
 前にも書いた通り、そこで出てくるものがあるとすると、

①金剛
②リングで九字を切っていた(それを十兵衛が見ていた)伏線の回収

 がポイントでしょうね。
 無謀と知りながら、次回の展開を勝手に予想すると、工藤に掴まれていること自体を利用して工藤の左腕または鎖骨を折る、という展開ではないかと思います。掴まれていることを利用する技術というのは、合気道や少林寺拳法などにも多く見られます。とはいえ、本格的に工藤が力を入れはじめたらそれどころではなくなる筈なので、その前の一瞬のタイミングに決める、ということではないでしょうか。
 普通に考えると右腕を外から返して肘を工藤の左肘の上に乗せる形で一瞬で折る、というのがありそうですが、工藤の怪力を考えると、そうした関節技ではなく、一瞬のスキを突いて左肘を工藤の左鎖骨に落として折る、というものかもしれません。
 このまま左腕で金剛、というのもあり得ると思いますが、まだキメには早いように思うので、その前に工藤の左腕を破壊するのでは、と予想しておきます。

よしこ画伯

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