梶原修人が工藤優作に勝つ理由

 喧嘩稼業・陰陽トーナメント勝敗予想で梶原修人が工藤優作に勝つのでは、と予想(妄想)しました。
 その理由として、

・工藤が梶原に勝利し、一回戦を突破した十兵衛とリベンジ戦となった場合、展開上、今度は十兵衛が勝つだろうが、そうなると十兵衛が単純に当座の目標を喪失し、次の目標設定がわざとらしくなる。
・それに対し、工藤が梶原に負けた(殺された)場合、梶原戦を行うことで工藤へのリベンジを昇華し解消、次の目標設定へと比較的スムーズにつながるのではないか。
・トーナメント開始前の佐川兄弟喧嘩作戦に紙数を割いたのは、佐川兄弟のことより、十兵衛と梶原の因縁を作るためではないか。
・工藤はやたら無敵認定されているが、痛みを感じず馬鹿力という以外は素人で、物理的に破壊されればどうしようもない。

 といったようなことを書きましたが、もう一つ、この梶原修人vs工藤優作戦後の梶原さんのマンガ的な処遇、というポイントがあると思います。
 梶原はポカの多いキャラですが、喧嘩商売・喧嘩稼業の中でも最もインパクトのある濃いキャラの一人で、強さはともかく話題になることが多い人物です。こういうキャラを、仮にトーナメントで負けたとしても、そのまま捨ててしまうとは考えられません。
 そのため、たとえ工藤戦で負けるとしても、殺させてしまうのはマズイです。
 また、殺されずに負けたとすると、マンガ内的な設定として、梶原が板垣組にとって用済み、というかむしろ厄介者になってしまいます。そうなると、梶原が生きていくためのポジション設定をまた一から作ってやる必要があり、これがやや面倒です。また、そもそも板垣組に消されてしまうのでは、という気もします。
 逆に梶原が工藤に勝った場合(工藤を殺害した場合)、板垣組にとっての梶原の評価は上がり、工藤に変わる喧嘩要員としてのポジションを確かなものにするでしょう。梶原を疎ましく思っている板垣組の面々としても、工藤が死んでしまえばそれに代わる人間が必要になる筈です。梶原の話していた「板垣組」の乗っ取りまではいかないにしても、梶原は板垣組の中で良いポジションを得て、トーナメント優勝までは無理でも、それなりに今後も活躍してくれるのではないでしょうか。
 またこのことを考えると、やはり本当に梶原は工藤を殺すのでは、と考えられます。なぜなら、たとえ梶原が勝っても工藤が生きたままの場合、流石に優勝はありえない梶原が、トーナメント後に板垣組で居場所を見つけるのは困難となるからです。

 肝心の勝つ方法ですが、現時点ではサッパリ分からないものの、

・道着
・キセルと九字

 がポイントになるのは間違いないと思います。
 「脱ぐと思う」と言っていた道着を着たままであること、なぜかキセルを持ったままリングに上がり、九字を切る動作を十兵衛が注視し沈黙していること、から、何か仕掛けがあるのでしょう。
 ちなみに、今週名前だけ出てきた「卜辻」は、多分頭突きなんじゃないでしょうかね。入ったところで工藤がダメージ受けるとも思えませんが、工藤の武器はあくまで脳内物質のコントロールなので、例えば鼻骨を折って呼吸を困難にすれば、多少は有利にことが進むのかもしれません。

 以上、例によってただの妄想でした。
 木多先生頑張ってください!



よしこ画伯

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