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『庭で楽しむ野鳥の本』ほか、最近読んだ野鳥本レビュー

 前に『散歩で楽しむ野鳥の本』という本を紹介したのですが、最近買ったその他の野鳥本について書いておきます。ちなみに『散歩で楽しむ野鳥の本』は、わたしのような超初心者には今のところ一番オススメです。

庭で楽しむ野鳥の本―原寸大
大橋 弘一 Naturally
山と溪谷社 2007-11-01

 『散歩で楽しむ野鳥の本』と同じシリーズの大判書籍。鳥が実寸などかなり大きなカラー写真で掲載されていて、種類も限定的なので初心者に非常にやさしいです。
 『散歩で楽しむ野鳥の本』がカモ類など水鳥を大きく扱っていたのに対し、『庭で楽しむ野鳥の本』は文字通り庭に来るような小鳥類が中心です。重なっている種類もありますが、両方買っても良いと思います。
 どちらも今まで買った野鳥本の中で一番気に入っています。非常にオススメです。

身近な鳥のふしぎ 庭にくる鳥から街中、水辺、野山の鳥まで、魅惑的なさえずりと生態を楽しもう (サイエンス・アイ新書)
細川 博昭
ソフトバンククリエイティブ 2010-05-19

 タイトルだけ見ると鳥の雑学本のようですが、実際は見開きで一種類の鳥を扱った図鑑形式の本です。新書サイズで扱いやすいです。
 鳥の鳴き声を工夫してカタカナで表現しているところが特徴ですが、当然ながら参考程度にしかなりません。
 暇な時にパラパラ眺めて鳥の特徴を覚えたりするのに便利です。

鳥のおもしろ私生活―森の野鳥観察図鑑
ピッキオ
主婦と生活社 1997-04

 これも新書サイズの野鳥図鑑で、あいうえお順になっています。
 前から読んでいくには向いていませんが、パッと特定の鳥を調べるのには便利です。
 ただ、挿絵の漫画のようなイラストが個人的には好きではありません。ちょっとオッサン臭いです。

カラスの早起き、スズメの寝坊―文化鳥類学のおもしろさ (新潮選書)
柴田 敏隆
新潮社 2002-07

 鳥の雑学本ですが、単に生物学的な意味での鳥のうんちく話が語られている訳ではなく、著者自身の経験や、文化における鳥との関係から語られており、非常に読ませる本です。それぞれの鳥がとても印象に残ります。
 ただ一点、男女の話題になると著者の視点が異様にオッサン臭くて、辟易します。「近頃の子供は」的な視点も非常に鬱陶しいです。
 この要素がなく、純粋に鳥について語っているところはとても面白いのに、ちょっともったいないです。
 その辺だけ目をつむれるなら、かなりオススメの一冊です。

よしこ画伯

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よしこ画伯

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