文系SEがTOEIC895を取るまで

　随分前のことなのですが、TOEICは895を取りました。文系なので英語にはそれほど抵抗がなく、初回でも700は取れたのですが、ちゃんと対策はしました。所詮テストなので、英語の得意な方でも一応試験対策はしておいた方が良いですし、逆に言えばTOEICの点数が高いからといって英語ができるとは限りません。まぁそんなことは皆さんお分かりでしょうし、大人の事情でTOEIC受けざるを得ない、という人が多いでしょうから、試験対策として最も有用だった本をあげておきます。
　といっても、個人的にTOEIC対策では長本吉斉さんほぼ一本です。
　他の本も色々と買ってはみたのですが、長本吉斉さんの本ほどスッキリ頭に入り定着し、TOEICの現場で役に立ったものはありません。かなりオススメです。

・はじめてTOEICを受けられる方、英語の苦手な方

　タイトル通り、初めて受ける方、英語苦手、という方は、とりあえずこの一冊から入られると間違いないでしょう。

　わたしはこの本を使ったのですが、今は『はじめての新TOEICテスト 完全攻略バイブル』の方が情報が新しくて良いでしょう。方向性的には似たレベルの本です。

　これはわたしは使っていないのですが、長本吉斉本をやりこんだ人間として、まずハズレはないと確信しています。この人の文法解説は本当に秀逸なので、正直レベル的に必要ないけれど、読み物として買いたいくらいです。

・TOEIC730突破

　タイトル通り、TOEIC730突破向け。大体、一般企業だとこれくらいが目安になる場合が多いのではないでしょうか。もちろん使いました。

・TOEIC860突破

　730の壁を超えたら、次は860。TOEIC860取っておけば、まぁこれ以上は要らないんじゃないかな、と思います。実際のところ、本当に英語のできる人が900以下ということはないでしょうが、ハッキリ言って日本企業内でのTOEICの扱いは単なる足切りとか飾りですから、割りきって決まったラインだけ超えておけば良いと思います。

・TOEIC文法

　TOEIC文法解説書。超オススメです。全レベルのTOEIC受験者が買って読むべきです。
　「文法は分かるんだけどリスニングが苦手なんだよ」というような人が、特に理系には多い気がしますが、TOEICのリスニングはハッキリ言って簡単です。一定以上のレベルになれば、文法の細かいところをツッコまれるのが一番イヤなはずです。そうでなくても、文法の基礎って、学校で習ったつもりで意外と忘れているものです。TOEIC対策だけでなく、一般の英文法復習用にもとても役に立ちます。

　この他に、リスニングに特化したTOEIC基礎完璧リスニング―基礎の基礎から750点突破までの強化集中ゼミナールという本が出ているようなのですが、これは使ったことがありません。長本吉斉さんの本にハズレはないと思うので、リスニングの苦手な方は使ってみても良いかと思います。